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学生の方へ

檜垣研への配属を考えている学生の方へ

多くの方にとって研究室は学生生活最後の場となります。研究室に配属されると、これまでの実習などとは異なり、自分自身のテーマをもって「研究」に挑戦します。世界中の誰も知らないことを皆さん自身が明らかにするのです。学生生活の総仕上げとして、ぜひ檜垣研での研究を楽しんでください。

檜垣研で習得できること

当研究室での研究活動を通して、主に以下のことが身につきます。

  • 自然科学的な思考法(計画を立案すること、結果を考察すること)
  • 実験の技能と経験(実験を遂行して結果を得ること)
  • 事実や考えを人に正確に伝える能力(成果を発表すること)

卒業してからどのような職種に就いたとしても、これらのことは社会に出てからの皆さん自身を助ける力となります。自分自身のスキルアップの場として当研究室をフル活用してください。

檜垣研はこんな方に向いています

・細胞レベルの現象を「観る」ことに興味のある方
  • 当研究室は画像を通して生物を理解する、いわば『ビジュアル系』の研究室です。特に、細胞骨格やオルガネラを暗闇の中で光り輝かせる蛍光イメージングは、花火やイルミネーション、プラネタリウムなどが好きな人にはたまらない!?かもしれません。また、絵画や映画、アニメなどの映像作品が好きな方も当研究室になじみやすいでしょう。
・生物を定量的な観点から調べる技術に興味のある方
  • 当研究室では、顕微鏡画像をただ眺めるだけではなく、画像解析技術を使って顕微鏡画像から生物学的な特徴を定量的に計測する研究も行っています。コンピュータは少し苦手…という方でも、興味さえあれば全く問題ありません!画像解析やデータサイエンスの技能は社会に出てからもきっと役に立ちますので、ぜひ当研究室での研究を通して習得してみてください。
・活発に研究活動をしたい方
  • 当研究室は学生が主体の研究室で、活発に研究成果を発表しています。これまでにも、博士前期課程在学中に第一著者で英文の学術論文を出版した先輩がたくさんいます(イベント「論文発表」を参照)。また、卒論・修論のベストプレゼンテーション賞や学会での優秀発表賞、優秀ポスター賞なども何度も受賞しています(イベント「受賞報告」を参照)。私には無理かも…と思うかもしれませんが、当研究室で研究を十分に楽しめれば結果はついてくるようです。また、ジュニアリサーチフェロー(JRF)制度を活用して2 年次から研究を開始することも可能です。
・プレゼンテーション能力を磨きたい方
  • 当研究室ではプレゼン能力の向上に力を入れています。研究室内での発表や学会発表、それらの準備の機会をしっかりと設けており、その都度、科学プレゼンテーションのノウハウをお伝えします。人前で話すのが苦手な方も、コツをつかんで練習すれば、社会に出てからも役に立つプレゼン能力を身につけることができます。
・自分のペースで研究生活を送りたい方
  • 研究室のコアタイムは午前10 時から午後5 時までです。しかし、研究活動における時間管理は個人の裁量に任せており、このコアタイムも絶対的なものではありません。研究室に在室する時間よりも、研究室で研究をどれだけ楽しんでいるかが大事です。この方針のため、当研究室では研究もプライベートも、自分のペースで充実した学生生活を送ることができます。

研究の進め方

・研究テーマの決め方
まずは教員より複数の研究テーマ案を提案します。その研究テーマ案の中から興味の持てそうなものを選んでもらい、教員とじっくり相談して最終的な研究テーマを決定します。もちろん、皆さんのアイデアを活かしたテーマの設定も可能です。ご自身の興味や状況を最も尊重します。自らが結果を知るのがワクワクするような、実りある研究テーマを選びましょう。これまでの当研究室の研究内容については、「研究内容」のページを参照してください。
・実験のはじめ方
最初のうちは、教員や先輩が実験植物の育て方や顕微鏡などの分析装置の使用方法をしっかりとお伝えします。わからないことがあれば何でも聞いてください。そのうち、後輩に教えられるようになるほどマスターできるようになります。また、下記の「主な研究室活動」でも紹介しますが、「研究スタート講習会」や「研究ディスカッション」など、皆さんが研究をスムーズに進められるよう工夫しています。

主な研究室活動

・個別相談会
みんなの前では話しづらいことや、わざわざ話すまでもないな…ということもあるかもしれません。そこで、月に1回必ず、教員と1対1で話す機会を設けています。研究でうまくいかないことや学生生活で困っていることなど何でも話してください。教員は可能な限り、皆さんの研究生活をサポートします。
・研究スタート講習会
研究を本格的に始めるにあたって、知っておくべきラボノートの書き方をお伝えします。また、研究倫理について説明した上で、日本学術振興会の研究倫理eラーニングコースを受講します。これにより、広い視点で自身の研究に取り組むことができるようになります。
・研究ディスカッション
研究の進捗に応じて随時ディスカッションを行います。教員からお声がけすることもありますし、もちろん学生さんからの申し出も大歓迎です。実際に取得したデータを一緒に見ながら、データの解釈や今後の実験計画について検討します。
・ラボミーティング
研究室メンバー全員が集まって、下で説明する「論文紹介」と「進捗報告会」などを行います。4年生は理学専門科目「生物環境セミナーA・B」(グローバルリーダーコース (GLC)学生の方は「Global Seminar I・II」)、大学院生の方は「生物科学ゼミナールI・II」に相当します。
・論文紹介
英語で書かれた原著論文を読み、その内容をメンバー全員に紹介します。掲載雑誌名、巻号、要旨、図と解説文、必要に応じて参考資料などを資料にまとめ、おおよそ30分で発表します。プレゼン技術を磨く絶好の機会です。なお、質疑応答では発表者以外の参加者は必ず1件以上質問をしてもらいます。質問することを前提とすることで発表の聞き方が変わります。また、自分の発表に対して聴衆から質問などの反応があると嬉しいものです。ぜひ、質疑応答の経験を積んでください。
・進捗報告会
自身の研究の進捗状況をメンバー全員に紹介します。研究タイトル、背景、材料と方法、結果、議論、今後の計画を資料にまとめ、おおよそ15分で発表します。プレゼン技術を磨くだけでなく、研究内容をまとめることで自分の研究に対する理解も深まります。生物学コースの卒論発表会・修論発表会、あるいは一般的な学会口頭発表に準じたスタイルですので、良い練習になります。論文紹介と同様、参加者には必ず質問をしていただきます。議論を楽しんでください。
・準備会
上述の論文紹介や進捗報告会は、最初のうちはどのように資料をつくって発表すればよいのかわからずに戸惑うことも多いと思います。そこで、論文紹介と進捗報告会に先立って、教員が発表のノウハウをお伝えして、事前に準備してもらった資料に対してアドバイスをする準備会を設けています。基本的には最初の発表を控えた卒研生が対象ですが、必要に応じてリクエストして頂ければ随時対応しますので、お気軽にお声がけください。
・学会発表
一定の研究成果が得られた方には学会発表することを推奨しています。学会の種類(国内学会、国際学会など)や発表形式(口頭発表、ポスター発表など)については、教員と相談して決めますが、学生さんご自身の意向を尊重します。学会での様々な先生方・学生さんとの議論や交流を通して、幅広い考えや新たな気づきなど多くの学びを得られるでしょう。
・学会発表練習会
はじめての学会発表は緊張するかもしれませんが、しっかりと事前準備すれば怖いものではありません。学会発表のリハーサルとして、研究室内で学会発表の練習会を行います。学会で発表する内容を事前に研究室メンバーに向けて発表して、意見をもらうことでプレゼンに磨きをかけます。また、メンバーの発表を聞くことで自身の発表方法や研究方針を改めて検討する良い機会にもなります。
・科学プレゼン研究会
卒論発表会と修論発表会の直後に発表会を振り返りつつ、科学プレゼンテーションの技術について研究室メンバー全員で議論します。卒業を控えた学生の方にとっては最後の研究室イベントとなります。同級生や自身の発表会を振り返り、新しいステップに向けたディスカッションをします。

年間スケジュール

下に代表的なイベントを示します。この他にも、さまざまな研究室活動や、学会・研究集会などが不定期に入ります。

研究室活動 教務行事 学会・研究会
4月 研究スタート講習会(4年生) ガイダンス(4年生、大学院生)
生物学コース歓迎会
5月 論文紹介準備会(4年生)
論文紹介(大学院生)
九州沖縄植物学会
6月 進捗報告準備会(4年生)
論文紹介(4年生)
7月 進捗報告会(4年生、大学院生)
8月 生物科学特別演習(博士前期課程2年生)
大学院入試(4年生)
オープンキャンパス
9月 日本植物学会
日本バイオイメージング学会
10月 論文紹介(4年生、大学院生) 生命科学系学内交流会
11月 植物細胞骨格研究会
12月 進捗報告会(4年生、大学院生)
研究室配属(3年生)
研究室オリエンテーション(3年生)
日本分子生物学会
1月 卒論発表練習会(4年生)
修論発表練習会(博士前期課程2年生)
生物科学特別演習(博士前期課程1年生)
2月 科学プレゼン研究会(全員) 卒論発表会(4年生)
修論発表会(博士前期課程2年生)
生物学コース送別会
3月 学位記授与式(4年生・博士前期課程2年生) 日本植物生理学会

卒業後の進路について

卒業後の進路はさまざまですが、皆さん社会の第一線で活躍しています。

【学部生】
大学院進学(本学大学院自然科学教育部)、公務員(県庁、市役所)
【大学院生】
医薬、種苗、畜産、食品、コンサル

推薦図書

当研究室の研究に関連する、おすすめの図書を紹介します。

  • 「変わる植物学広がる植物学―モデル植物の誕生」 塚谷裕一 著, 東京大学出版会 (2006)
  • 「光るクラゲがノーベル賞をとった理由 蛍光タンパク質GFPの発見物語」 生化学若い研究者の会 著, 日本評論社 (2009)
  • 「Photobook植物細胞の知られざる世界」永野惇 桧垣匠 著, 化学同人 (2010)
  • 「改訂第3版 顕微鏡の使い方ノート」野島博 編, 羊土社 (2011)
  • 「新・生命科学シリーズ 植物の成長」西谷和彦 著, 裳華房 (2011)
  • 「植物細胞壁」西谷和彦 梅澤俊明 編著, 講談社 (2013)
  • 「新・生細胞蛍光イメージング」原口徳子 木村宏 平岡泰 編, 共立出版(2015)
  • 「ImageJではじめる生物画像解析」三浦耕太 塚田祐基 著, 学研メディカル秀潤社(2016)
  • 「植物の形には意味がある」園池公毅 著, ベレ出版(2016)
  • 「実験医学増刊 Vol.38 No.20 機械学習を生命科学に使う!」小林徹也 杉村薫 舟橋哲 編, 羊土社(2020)
  • 「デジタル細胞生物学」三浦耕太 塚田祐基 著, メディカルサイエンスインターナショナル(2021)
  • 「達人に訊く バイオ画像 取得と定量解析Q&A」加藤輝 小山宏史 著, 羊土社(2021)
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